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2016/03/17(木) 10:52

風が吹いたら映画を観よう〜呉英俊さんが自分でつくった風力発電システムと適正技術を使った住まいづくり

カテゴリ: 住まう
 韓国出身の呉英悛(オ・ヨンジュン)さんは、大分県竹田市で大工さんの力を借りながら、ハーフセルフビルドの家づくりを始めました。

 

風吹く丘に風車をつくろう

 

「妻と二人で田舎暮らしをしよう、エネルギーを自給しようと話していたので、家も低エネルギーですむようにいろんな工夫をしています。ここは風速25mの強い風が吹くので、風力発電がいいと思いました。 怖さを楽しさに変えるためですね(笑)」

 

 家の側の小高い丘の上には、羽から自分でつくった風車が設置されています。 「風車はイギリス人のヒュー・ピコットが発明したもの。彼の弟子がやっているワークショップにも参加したし、インターネットでも情報を集めて勉強しました」  風車の出力は1kW、屋根の上の太陽光パネルも1kW。多い時の発電量が1日あたりソーラーで600Wh、風力で1.2kWhほど。家の配線は電気屋さんに頼み、電力会社と自家発電の2つの配線を引いてコンセントも2種類にしています。照明は自家発電ですが、電気がなくなった時に電力会社の回線に替える切り替え機も取り付けました。

 

呉さんweb2 のコピー

(左2枚)薪ストーブを使ったオンドルシステム (右2枚)天井があっても天窓がつくれるチューブラスカイライト

 

 

余裕を楽しむシステムに

 

 呉さんのお宅の家電製品は、冷蔵庫、浄化槽、インターネットルーター、地域の連絡用の放送設備、携帯、PC(ノート、デスクトップ)、オーブントースター、ドライヤー、アンプ、スピーカー、電動工具、プロジェクターなど。家のシステムは、自分が使いたい家電の総消費電力から割り出しました。電力がかかる家電と電動工具は電力会社の電気を使っていることもあり、今までバッテリーが空になったことはないのだそうです。システムは、普段は0.5kWhくらいあればいいけれど、1.5kWhあれば安心。たまには2kWh欲しい、という設定なのだとか。

 

 そして、呉さんが楽しみにしているのがこんなこと。 「電気が500Wh余ったらこのプロジェクターが使えるんですよ。風が吹いたら映画が観える(笑)」  そんな風まかせな感覚も、ウキウキできていいですね。遊びの余裕を持ちたい人にはこんなスタイルもアリかもしれません。

 

呉さんweb1

(左)工房には自作の風車の羽も(右)プロジェクターのあるお気に入りのリビングで

 

この記事は 59 回読まれました 最終修正日 2018/04/15(日) 11:16
澤田佳子 さわだけいこ Kco Sawada

ローカルメディア3代表・編集長。コミュニティ×循環型の暮らしを求めて関東から九州へ。九州のローカルネットワークをつなぎながら、固定概念を超えた新たな選択肢「次の暮らし」が生み出す世界の実現に向かう。


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